昨日、ピーターという植物の繊維を使って
商品をつくっている職人さんたちの勉強会に
招待されました。

いや、一応アタシもピーターの商品を
日本へ卸していますので(笑)

ピーターという植物の繊維の糸は、
オアハカ、チアパス、ベラクルースなどで
生産されていて。

ハリスコで良くベルトや馬具の革製品に
刺繍してある、あの繊維です(全部がそうじゃないかも)

今回は、そのチアパス、ハリスコ、オアハカの
職人さんたちが、情報交換&勉強会で集ったわけです。

これがピーター

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到着してすぐにピーターの染色についての
講習会がはじまりました。

この繊維を グラナコチニージャやペリコンやアニールで
染色します。重要な課題として、
退色や色を定着させるテクニックについての意見交換。

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アクセサリーや装飾品のほかにも
友達ルイスが製作した
ピーターを織り込んだタペテも紹介。

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その後、ハリスコの職人さんによる
実演。

はじめに、刺繍の行程を見せてもらいました。

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本当に細かい作業で、1日2cmしか進まないとのこと。

さらに、目や背中に疲れがたまるので
重労働です。

元になる革の色にも関係するらしく、
コントラストの強い、白のピーターと黒の革は
まじで、目がつらいそうな。。。

さらに、指に針刺したり、爪の間に針が
刺さったりするそうな。。。

ひぃぃぃぃ痛そう!!

そして、次に

下絵の行程と刺繍後の仕上げの行程を見せて
もらいました。

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まずは、キレイにした革に下絵を写していきます。

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下絵を彫って(?)いきます

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刺繍を施したあとも、刺繍に凹凸を出すために
打ち込みの作業します。

右と左のバラの違いわかります?
右が作業後。左が作業前。

さすがに、同じ職人さん、お互い使っている道具の
チェックとか、作業工程への質問がすごかった。

この気の長くなる作業。。。
ベルトが4000ペソするのも当たりまえ!!

うーーん。すごいいいもの見せてもらいました。

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やっぱりハリスコが有名だけど
オアハカでも同じもの作っているんですよ♪