さる♪オアハカ日記

メキシコはオアハカで長年現地の職人さんとお仕事してます。SNSで掲載しきれない現地のお話とかお知らせを不定期で掲載しています。

2014年10月

プレイスパニコ染色ワークショップ&グラナ・コチニージャ。

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今日は、テキスタイル博物館が主催する

プレイスパニコ(スペイン人が到着する前の)先住民族がどうやって
染色をしていたのか、を勉強するワークショップへ出かけてきました。

会場は、オアハカから車で約20分のサンタ・マリア・コヨテペックにある
グラナ・コチニージャを育てている工房。

ここは、前にオーナーさんと日本へグラナ・コチニージャを売れないか?という
サンプル品でお会いしたことはあったのですが、工房は初めて訪問。

超楽しかったです!!!

さて、今回のワークショップはテキスタイル博物館主催の単発ものです。
通常はやっておりません。

で、ワークショップの申込みをしたときには、現地に朝9時集合と聞いていて
オアハカからスプルバンに乗り込んで出発した途端。

テキスタイル博物館の担当者から電話来て。
博物館からみんなで車で行くけど、いまどこ??とか言われた・・・

え~~~~。なんでそんな重要なこと、申込みの時に教えてくれないかな???

マジですか?もうスブルバンに乗ったんで現地集合で!!と伝えるアタシ(笑)

みんなと一緒に行動せずに自力で工房へ向かう。(笑)

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工房到着、まだ誰もいなぁ~~~い。

しかし、工房の前に広がる、サボテンの畑!!!
このサボテンはコチニージャを栽培するために作っているサボテン。

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これを屋根付きのハウスに植えて、コチニージャを栽培するそうです。
実は、自然界のコチニージャもサボテンの影で繁殖するらしい。
だから、屋根付きの場所で育てているそうです。

コチニージャ基本情報。

赤い色が取れるコチニージャはメスのみ。

オスは、成虫になると白い蚊のようなものになり飛んで行ってしまうそうです。

サボテンには、ヤシの葉で作った筒の中にメスのコチニージャを入れて
釣るしておくと、生まれた幼虫が2日間かけて自分の場所を決めて
そこで白い繭みたいなものに包まれて大きくなる。場所は移動しない。

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こんな感じ。
ちなみに、この筒の中にはメスのコチニージャがいて、メスも
死んで乾燥したあとは、そのまま着色の材料になるそうです。

赤い色を取るコチニージャはほとんどが養殖、野生のコチニージャは
色があまり良くないそうです。

採取できるまで3か月間ほどかかるそうです。
寒い日が続くと4か月間くらいかかるそうです。

スペイン人がメキシコに来る前から先住民族が赤い色を出すのに使っていた。

伝説によると、神々の戦いのときに、神の血がサボテンについた場所から
生まれたのがコチニージャとか。

オアハカで採れる、コチニージャ・フィーナ(FINA 上質な)と呼ばれるものは
普通のコチニージャとどう違うのか聞いたら、例えばフィーナ1匹から出せる色と
同じ赤が普通のコチニージャが5匹くらい必要とか、色の出方の違いだそうです。

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こっちがフィーナ。養殖?もの。
白いモフモフ?がまぶしい・・・(笑)

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こっちが野生。

オアハカをはじめメキシコの各地、チリ、ペルー、南アフリカや
中国でも栽培が始まっているとか聞きました。

今回のワークショップは、昔ながらのやり方をやってみましょう!!
ってことで、ほとんど目分量で染めて行きました(笑)

あと、今レモンでコチニージャの色を替えますが、染める量によっては
すごい量のレモンが必要になるそうで、昔は、パイナップルに含まれる酸も
使って染めていたそうです。オレンジも使ったりしたそうです。
あと、単純にお酢。でも市販されている食用とは違うそうです。

その他、アニール(インディゴ)やパロ・デ・アギラとか
色々試してみました。

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もちろん、今では鉄とか、銅とかの鍋で染色すると
色の出方がやっぱり違うそうですが。

今日は、昔からある焼き物の鍋で。

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染めに使った素材は、昔からある、イクストレと呼ばれる
マゲイの繊維や。

鳥の羽、羽毛など。

現地で栽培された、綿も染めてみました。

夕方6時までのワークショップでしたが。

アタシが今回、コチニージャにはまった色々なものを
引き続きブログでご紹介いたします。

マリア・ヒメネスさんの新作&サン・マルティン・ティルカヘッテ

今日は、サンマルティン・ティルカヘッテ村の
女性作家マリア・ヒメネスさんの工房へ
注文していた作品を取りに行ってきました。

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そして、村の入口にある作家さんの工房で、
モートタクシーがくるまで作品を見せてもらう。

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10月24日から11月3日まで
サン・マルティン・ティルカヘッテ村では
ハコボさんの工房グループの展示即売会をはじめ。

レストランの向い側では、
ほかの職人さんグループが展示即売会の会場を作ったり、
村の真ん中のソカロでも、展示即売会が開催されると思います。

この時期オアハカにいらっしゃる方は是非、村訪問されてみてください。

死者の日もオアハカの観光関係は稼ぎ時ですからね。
にぎやかですよ~~~~。

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こちらは、マリア・ヒメネスさんの制作途中の作品。

途中なのになんでこんなに可愛いのでしょうか?

今回受け取った作品はこちら。

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なんか青白い写真で可愛さ半減~~~(涙)

個人的には一押しで可愛い仕上がり。
ナプキン立て~~~~~。

さる屋のオアハカ事務所で販売しています。

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あまりの可愛さに追加で3つお願いしました。
追加の仕上がりが楽しみです。


ハコボさんの工房のイベントの案内はこちら。

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是非、どうぞ。


今日は、エル・トゥーレのお祭りへ

月曜日!

今日はエル・トゥーレのお祭りへ。
地元のバスで市内から 6ペソで目的地へ到着。
時間にすると約15分~20分で到着。

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大きな木の幹がお花で飾られていました。
そして、招待客の方々は木の近くに!!!

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いいなぁ。いつかはアタシも木の横まで行ってみたいです。

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幹の近くまでいけなくても、柵からはみ出して大きく育った
枝が青々していました。

気持ちいいです。

お昼すぎから、テハテとアイスが無料で振る舞われると聞いて
長い行列に並びました(笑)

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おばちゃんのテハテは少しビターで飲みやすかった。

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左の赤いのはトゥナ(サボテンの実)
白はレチェ・ケマーダ(焦がしミルク)
オアハカの一番人気の組み合わせ!?

右はマメイという果物のアイス。
本当は、マメイとレチェ・ケマーダの組み合わせを
食べたかったんですが

無料で振る舞っているので、
希望が言えなかった小心もの(笑)


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この日は入場料無料。

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いつもあわただしく、木をみて移動しているので
少し離れたところまで歩いてみたら

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フリー・ロバに遭遇。(もちろん後ろには飼い主さんが)

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大胆にも本物のトラジューダで飾り付けしていました。
食堂の入口。

秋篠宮さまの追っかけではないですが、ここ数日
モンテアルバン、ハコボさんのデモ見学、エル・トゥーレと
訪問先がかぶっております(笑)

明日はまた、サンマルティンへ仕事で訪問です。


オアハカでガスが切れると・・・

本日、日曜日。

いままで色々予定続きだったのですが、今日は何にも予定なく
のんびり過ごそう!!と

家の大掃除と、ダイエット中ですが、久しぶりに野菜炒めをいっぱいいれた
ラーメン食べよう♪ とウキウキしていたのもつかの間。

野菜をいため始めたら、ガスが切れました~~~(笑)

うちの愛犬ミニ・ピン(デブ・ピン)も美味しいものが食べれるのかと
ガスレンジの下で待機していたのに(笑)

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残念でした~~~~。

オアハカの多くの家はいまだにプロパンガスのタンクで。
タンクのガスが切れると、ガス屋に電話してタンクを持ってきてもらうか。

道を巡回して販売しているガス屋を呼び止めるか・・・

しかし!!!運悪く今日は日曜日!!!

ガス屋も午前中巡回していましたが
午後からはお休みという状況へ~~~~~。

なんて、間の悪い。。。まぁ、野菜ラーメンの気分だったので
すっごくガッカリしましたが、食事は外へ買いに行き。

問題は夜のお風呂だ。

スーパーに立ち寄り、安ければカリエンタドールと呼ばれる、
電熱のお湯沸かし機の購入も考えたんですが・・・

「まぁ、朝早くにガス屋は絶対巡回するはずと」

159ペソのカリエンタドールをあきらめる。

ちなみに、こんな感じです、画像はサイトから流用。

無題

こいつを水の入ったバケツなんかにそのまんま入れて電源をいれると
20分くらいで、20リットルの水がお湯になります。

昔、イスモ地方でお世話になったお家で使わせてもらいました。

みんなは水でシャワーを済ませるのですが、アタシはオアハカ到着の直後でして。

恥ずかしながら、シャワーはお湯でないと嫌!!という感じで。

今はお湯が無ければ、水シャワーでも平気になりました慣れってすごい(笑)

あと、ガスもタンクからになるとガス屋が来るまで使えませんが
水も、オアハカは家の下にある、貯水槽をティナコと呼ばれる屋根につけられて
いる水タンクにポンプであげて使います。

水が無くなると、市内は水、配給日まで待つか、(アタシが前に住んでいたところは
週に1回くらいで水が来ていた)

ピパと呼ばれる水トラックに電話して買います。

今、住んでいるところは、水の心配もなく井戸があるので大変助かっていますが。

この、ガスと水はもうなくなる頃かもと気をつけてないと以外と痛い目をみます(笑)

電気は、電気代を払い忘れると、すぐ止められます(笑)

まぁ、日本と比べるとインフラ整備はまだまだですが、
そんな数々のアクシデントも楽しめるようになれば、怖いものなし!
住みやすい場所ではあると思っています(w)

ちなみに、昨日の土曜日は友達家族に日本食を作るということで、
CASA DE LOS MIRAGROSのキッチンで寿司、から揚げ、すまし汁を
Hさんと一緒に作ってきました。

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こんな素敵なキッチンで料理できていい経験でした。

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残った具材はチラシにしました。

久しぶりに巻きずし作った~~~。美味しかったです。

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オアハカで日本人がつくる日本食レストランが
いまだにないのが残念です。

モンテアルバン貸し切り状態。

今週頭に日本から友人がオアハカに遊びにきてくれ、
みんなでモンテアルバンへ遊びにいきました。

平日の朝!!まだツアーコースの観光客も到着していない

貸し切り状態!!!!!

気持ちいい!!

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ちなみに朝8時からモンテアルバンはオープンしているので
貸しきり状態を楽しみたい方は朝早くの訪問をお勧めします!

さらに、付け加えるなら、雨季の芝生の緑が綺麗な時の訪問がベスト!
乾季でカラカラに乾いている時期は、
遺跡と地面は見渡す限りの茶色一色です。

その、枯れた感じもいいとは思うのですが・・・好みの問題でしょうか。

すでに、日本からの友達とオアハカ在住の日本人のお友達5人で
テンション上がりまくりでした。(笑)

上がりまくりすぎて、
アタシも初ジョジョ立ちポーズ=モンテ・アルバン。(笑)

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Hさん勝手に掲載ごめんなさい。


その他、貸し切り状態モンテアルバンを写真でお楽しみください。

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あいにくの曇り空。
オアハカ市内一望できます。

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到着してから少しして、お土産売りのおじさんがぼちぼち
入ってきて、ツアーのお客さんは10時前くらいからぼちぼち到着って
感じでしょうか。

マジ、特別に気持ちいいので、早起きして行ってみてくださいね。

実は、モンテアルバンの前日にはハコボさんの工房にも
遊びに行ってきました。

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現在工房では、バチカンへ贈呈するナシミエントの
制作作業に追われているそうです。

すごいですよ、今年はバチカンへハコボさんの工房の作品が
収められます。
本当にすごいです、皇室にも作品を献上され、バチカンへは
12月に直接作品を収めに行かれるそうです!!

その他、写真に写っている、この大木の作品。

中が虫食いだった木に、様々な動物を彫り、その後着色するそうです。

この作品は出来上がったら、メキシコシティのポランコ地区にある
レストランへ収められるそうです!!

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この大木の作品には、色々な背景やコンセプトが
ありますが、工房で是非!説明を聞いてください。

こちら仕上がりまでまだ時間がかかりそうですね。

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良く質問されるのですが、
ハコボさんの工房は急に行っても見学できますか?と。

工房には常時優秀なスタッフの方がいますので
工程の説明などは、飛び込み、予約なしでも大丈夫です。

ハコボさんとマリアさんはお忙しいので、工房に不在の場合も
あります。ご注意ください。

そして、10月13日には秋篠宮両殿下もご訪問された
エル・トゥーレの木のお祭りがあります。


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アタシも2005年に行ったのですが、(どんだけ昔!)
トゥーレの木がお花で飾られていたり。

12時からは、無料でテハテ(オアハカでしか飲めないカカオとマイスの飲み物)も
振る舞われるそうなので、この時期にオアハカにいらっしゃる方は是非!

楽しめると思います!


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1年かけて撮影・執筆をいたしました、イカロス出版「アルテサニアがかわいいメキシコ・オアハカへ」オアハカの手仕事がわかりやすく説明されています。
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