さる♪オアハカ日記

メキシコはオアハカで長年現地の職人さんとお仕事してます。SNSで掲載しきれない現地のお話とかお知らせを不定期で掲載しています。

2015年06月

トゥクステペック刺しゅう新作。

さる屋 ネットショップ~HECHO EN OAX~

新しくトゥクステペック地方
マサテコ族のお母さんに作ってもらった
総刺しゅうブラウスがアップされました。

こちらの商品はさる屋特注品となります。

わざと身幅を大きくして、
ざっくりと着れるタイプです。

襟ぐりと裾には鍵編みを入れてあります。

色はキレイ目ラベンダー、グレーです。

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パンツにもスカートにも合わせやすいタイプで、
何がいいかというと、ずばり体系がカバーしやすいんです(笑)

アタシも去年から自分でも愛用しているタイプです。

重ね着もできますので、今の季節から秋口まで楽しんでいただけます。



そして、今日は、朝から
サン・マルティン・ティルカヘッテ村へ行ってきました。

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雨の中休み?

とても風が気持ちよかったです。

人気作家のマリア・ヒメネスさんより新作のペンダントトップ、
キーホルダー、ボックス、壁掛け用の十字架を受け取りました。

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ふたがスライド式の可愛いボックス。

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人気のハートのペンダントトップは、注文製作品です。

いまから、ゲラゲッツアのある7月の時期なら事務所で
ハートのペンダントトップ、お気に入りの柄を選びたい放題です!


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十字架の壁掛けも入荷しました。

ネットショップ、事務所合わせてどうぞ
ご利用ください。






サン・アントニーノの刺しゅうブラウスとクロス刺繍。

今日、6月13日は朝からシトシト雨が降りなんか
奇妙がな感じです。

気温20度、湿度75%です(笑)


さて先日、サン・アントニーノのマリアさんにお願いしていた
刺しゅうのステキなブラウスを納品してもらいました。

事務所に来ていただいたついでに、
記事が掲載されている、毛糸だま 夏号をお渡ししました。

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今回3着、買付させていただきました。

マリアさんには、
「いつもYOKOは特別にいいものだけ選ぶよね!」

と、お褒めの言葉?をいただきました(笑)


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そして、すでに1着は売約済です。
ステキなので、画像掲載します。

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そして、オアハカで販売されている既製ブラウスにも
マリアさんに刺しゅうを入れてもらいました。

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こんなにガッツリ刺繍が入っています。


今回は、久しぶりにクロス刺繍のワンピースも
2点納品されました。

洗いの作業も終え、首回りや袖口にも可愛い
鍵編みを入れてもらいました。

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そして、クロス刺繍の刺しゅうを使って
ポーチにしてもらったんです。

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とっても可愛いのです!!!

そして何より、縫製の美しさにびっくりしました。

ジッパーの部分も、いいもの使っています。


7月中にはネットショップでもご紹介できると思います。
お楽しみに。



関係ないですが、昨日自転車屋さんに調整をお願いして

3年ぶりに、さる号復活しました。
いままで、事務所の倉庫(?)で眠っていたのですが。

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相変わらず、キンセアニョスのお祝いのプレゼントのような
自転車です。

しかし!今日から使おうと思ったら、朝から小雨です(苦笑)



さて!!!明日6月14日は、いよいよ

ドラゴンリーとkamaitachiの一騎打ちがオアハカで観れます!!


明日だ!!!と思うともう興奮しすぎて、

どうしていいかわからなく
なっている自分がやばいです(笑)


オアハカにいるのなら、絶対見ないと後悔しますよ!!!
当日券もあり!!

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kamaitachi選手!新日本プロレスの高橋広夢選手が

明日!どんな熱い試合を見せてくれるのか、
楽しみです!!!!






フリーダ・カーロも愛したイスモの刺しゅう。

今年の夏8月公開予定 
ドキュメンタリー映画
フリーダ・カーロの遺品 石内都、織るように』 でもきっと

フリーダが愛用していた
イスモ刺繍のブラウスなども紹介されるのではないでしょうか?

公式サイト は こちら

いまからこちらの映画も大変話題になっているようで。


今年の夏はフリーダも愛用した
イスモ地方の刺しゅうブラウスも注目されるでは??!!と
密かにおもっております。(笑)



アタシも2008年にオアハカで
El Ropero de Frida のスペイン語版を 買いました

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久しぶりに引っ張り出してみた。
何度見ても素敵。

フリーダが着用していた、イスモの刺繍は
カデニータ または カデナと呼ばれるミシンで表現された
チェーンのような刺しゅうが入ったものです。

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こんな風にステッチの手刺繍と組み合わせる場合もあります。

また、このチェーンの柄は年代によってみんな違うそうです。
現在では、もう再現できないものもあります。


一昨日、約2年ぶりくらに、
フチタンの刺しゅうウィピル販売の業者さんが
事務所に来てくれました。

今回購入した、新柄の刺繍ウィピルです。

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全て、現地で使用されたものですが、
いま新品の刺繍ブラウスでは作れない刺しゅうもあるので
どうしても新品より昔のものに魅かれてしまうのです。

もちろん、最近のものもあります。

やはり、時代によって変わってしまう刺しゅうの柄はその時のものしか
ない!と、思うとつい、コレクションしたくなります。


その他、さる屋の事務所で購入可能な刺しゅうウィピルたち。

すべて、手刺しゅうです。

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これは、自分コレクション上下で。(笑)
機械刺しゅうカデニータ+手刺繍。


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弊社で現地取材アテンダントさせていただいた
メキシコの刺しゅうの本でも紹介されています。


また、イスモの刺繍ブラウスが表紙になっている
(表紙写真も、自分で撮影させていただけて大変光栄です!!)

「アルテサニアがかわいいメキシコ・オアハカへ」

発売されてから1年経っちゃいました!!!!

マジ、1年なんてあっと言う間、すでに今年も半年終わりそう(笑)



オアハカ本読んでキュン!!ってしちゃった方。

本を読んでオアハカへ来ちゃいました!!

今度、行きますって言う方!気に入っていただけましたら

アマゾンのカスタマーレビューに、一言ただけると大変嬉しいです。


よろしくお願いします~~~~。









トラウィ村の盗作について多くの人が集まった日。

本日、6月3日(水)

オアハカのテキスタイル博物館にて、
急きょサンタ・マリア・トラウィトルテペック村の文化に関する紹介、
村についての理解を深めてもらうという、集まりが行われました。

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前回、ブログでも紹介した、盗作問題 が発端となっています。


会場には、本当に多くの人が集まり、地元のテレビや
取材陣も集まっていました。

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伝統的図案の盗作などに関して
テキスタイル博物館の
相談役、キュレーターのアレハンドロ・デ・アビラ氏より
現在の状況に関するコメントもありました。


このように、村の伝統的図案の盗作が問題になり、
村をあげてなにか行動を起こすというのは、
初めてのような気がしますし、
それを支援するテキスタイル博物館の動きも頼もしいです。

色々な人が集まり、協力しあい
今後の問題解決に期待をしたいと思います。

大まかな説明は村の歴史や文化の紹介。

今回盗作にあったブラウスのデザインは

彼らが昔から持っているものであり、
彼らの歴史、文化、人生を象徴するものでも
あるということを主張していました。


また、今回のデザインの使用に関してはデザイナーからは
一切使用に関する連絡はなく、
現在にいたっても何も連絡がないそうです。


取材陣の質問に関して、
大変興味深い意見がトラウィの人から出ました。


取材陣の質問。

「今のいままで、どうしてそういったものの登録などしなかったのか?
だから問題が起きてしまったのではないか?」


トラウィの代表者が答えていました。

今回盗作されたブラウスも私たちの昔からの歴史の一部なんです。
人生の一部なのです。日々身近にあるものです。

どうして、自分たちの日々の人生や歴史、
文化や日常をあえて登録する必要があるのでしょうか?

いままで、そんなことを考えたこともありませんでした。


まさに、言われている通りで、どうして自分たちの歴史、文化、人生、
日々使っている、身に着けているものを登録しなければいけないのでしょうか?

これは、盗まれた側でなければ感じない点です。

そうだ、なんでこのような問題が起きて、村人たちが
盗作に、気がまえなければいけないのだ??


そして、私からもつたないスペイン語で質問させていただきました。

去年、日本でも同じような盗作がありました。

この件に関しては、日本の弁護士もたて、企業側に伝統的図案を
使った件に関して、2つこちらからの要望をだしました。

1、無断で使用した伝統的図案への謝罪文(日本語とスペイン語)

2、伝統的図案を使用した商品の売り上げの一部をデザイン使用料として
村の女性グループに支払いを希望。

両方とも、結果としては企業のオリジナルデザインとなるので、こちらの要望には
対応できないという返答でしたが、


いま、デザインを盗作されて、トラウィ村としては何か企業に求める条件はありますか?

トラウィの方からは

まず、初めに盗作した商品についている、デザイナーの名前をなくし
サンタ・マリア・トラウィトルテペック村の伝統的デザインである点を
はっきりと表明してほしいと。


なんと、正当な意見ではないですか!!!!別に難しいことは
言っていないと思います。


企業が伝統的デザインを使用するにあたり、
使用したデザインが自分のものではなく、トラウィ村のものであると商品タグに
説明として付け加えるということは、そんなにも難しいことなのでしょうか???


また、彼らが使っている伝統的図案は、日々彼らの回りにある
日常のもの、生活の中にあるもの、文化、歴史、人生なんです。

それをあえて登録しろというの、考えてみれば変な話ではないでしょうか?


昔からある、民族衣装の伝統的図案
それが、村の人にとっては、自分の日常の生活、文化の一部であり。
身の回りにいつもあるもので。

服飾企業にしてみれば、新しいデザインとして商品に取り入れ
販売し、利益を得るのが目的です。

商売に利用するために作っているわけではない刺しゅうブラウス
村民がお祭りのときには、ほぼ全員、日常でも約80~90%の人が
着用しているもの。
(もっとも一部は民芸品として販売し利益は得ています。)

村の考え方がこういう盗作問題になった場合に
不利な点は多々あると感じます。

そして、なぜ、たくさんの人たちが
伝統的図案の盗作に関して怒りを感じるか?


私自身が感じるのは、

彼らがもっている文化、歴史、図案への尊重をせず、
銭儲けのためだけに、積極的に図案を利用する。

さらには、利用するにあたり使用の許可、説明、彼らに使用料を提示せず
企業の利益目的のためだけに進めているからです。

その根本には、先住民族への文化への敬意がまったくない点だと感じます。


彼らの文化的価値を尊重せず。

目に見えるものだけを欲しがる。

しかし、伝統的図案があるのも全て彼らの長い歴史の生み出したものです。

伝統的図案の後ろにある、彼らの文化や歴史も尊重してください。
それがなければ生み出されなかった図案です。


今回のこの動きに関しては、もっと人々の興味と感心を集め
少しでも、民族としてお互いが尊重できればいいのではないか?


と、今回参加して感じた点をご報告させていただきます。







キュレ―ションサイトの恐ろしさ。

いきなりですが。

先日、某キュレ―ションサイトにてオアハカの紹介がされました。
とにかく、掲載内容に間違いがありすぎてひどいです。

さらには、無断で弊社のサイトが紹介されていますが。

現在、弊社の掲載リンクの削除を求めております。


オアハカの紹介内容が間違いすぎているサイトで、紹介されるのは
オアハカを専門とやっている弊社としても
いささか気分が悪いので、リンクの削除をお願いしていますが
対応してもらえていないようです。

このようなキュレ―ションサイトは、無断で人の書いた記事を掲載し
アクセス数が増えることで収入や広告収入を得る仕組みもあるようです。

と、いうか今回の 掲載記事元 はアクセスするだけで収入が得れたと!
本当にそうだった。(笑)


現地をわかっている人が読めば、変な事が書いてあるわけで、
すぐに、まったく何も考えずに書いている記事、サイトだなぁってわかるのですが。

不特定多数の人が読むサイトですよ。
少しは、ライター、編集含めてきちんとした情報の掲示をお願いしたいし。

無断で掲載するまえに、一言連絡すれば済むことではないでしょうか?


オアハカの刺繍紹介ページで

いきなり、作業用の刺繍が ミチョアカン州の刺繍画像

その次のサン・アントニーノの刺繍は隣村のサンファンチラテカ村。

刺しゅうを使った雑貨の紹介の刺繍は、プエブラ州のテワカンと呼ばれるもの。

挙句の果てには、「地域が違えばこんなに刺しゅうも違います。」
と、メキシコ国内、オアハカ州内の刺繍でもなんでもない
隣国のグアテマラの機械刺繍クッションとか紹介しています。


ぶっちゃけ言わせてもらうけど、こんなお粗末に紹介するなら
良く知りもしない、調べてもいないコメントを書く意味はあるか?

担当している人たちのこの無知に加え、読む人に向けて
ネット上で情報を流すというお粗末さも、責任感のなさも
恥ずかしくないのかしら?と思わざるを得ない。


でも現実は、キュレ―ションにコメントと記事を掲載するだけで
今回のような お金の稼ぎ方 もできます。うぁお!!!!


お金稼ぐなら、きちんと情報(コメント)を掲載して。(きっぱり)


使われている写真はすべて、
メキシコ関係のサイトからの「出典」です。

ちょっと!!「出典」と書けば、なんでも無断で使用していいのか????


2回掲載のサイト元にメールにて、
クレームいれさせていただきましたが、まったく放置です。



放置させて怒らせて、炎上させて、アクセス数を増やして
収益を得るという方法も考えられますので、むかつきます。

昨日は、まんまと、その手にひっかかり、リンク貼っちゃいましたが(笑)



とにかく、いま世間にはこんな問題がはびこっているのだな、と思うと
なんでも利用できるものは、お手軽に利用するんですね。

怖いですね。

この、お手軽に「出典」で記事を書いているサイトには
メキシコ関係のブログ、ショップその他色々いくつかは弊社でも
存じている方々の写真も「出典」とされて掲載されているので
関係者の方々はお気をつけてください。




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1年かけて撮影・執筆をいたしました、イカロス出版「アルテサニアがかわいいメキシコ・オアハカへ」オアハカの手仕事がわかりやすく説明されています。
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