さて、今回はフチタンまで行ったので、ついでに

念願のサン・マテオ・デル・マルの村まで訪問してきました!!!

フチタンよりバスで 
サリナ・クルースまで約1時間ちょっと。(思ったより遠い)

サリナ・クルースから乗り合いタクシーで約30分(思ったより近い)

そして、サン・マテオ・デル・マルに到着!!!


なんせ、この日はまた夜にフチタンでのお祭りがあったのと
初めていく土地なので緊張のあまり、朝7時にすぎにはフチタンを出発!

ちなみに猛暑なので、クーラー付のSURでサリナ・クルースまで行く。
36ペソ

ちなみに、サリナ・クルースはマジででっかい街で、
リバプールとか、サンボールとか、とにかくでっかい店舗がたくさんある!!!
超!!!都会だぁ!!!


そっから30分(かかってないと思う)でサンマテオ。

サンマテオは本当になんにもないのんびりした小さい村でした。

道中の村もすっごくのんびりした感じだったし。

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車中から撮影


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サン・マテオ・デル・マルの入り口。


タクシーの運ちゃんに住所を伝えて
取引している職人さんのお家の近くでおろしてもらう。

今回の訪問を約10日間前から伝えて、彼女達の仕事を実際に
見せてもらいました。

もう、びっくりの連続。(大袈裟)

まず、縦糸を準備しますが、地面に棒を打ちつけて
手のひらで長さを計ります。(でもメジャーあんのよ)

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ちなみに、彼女の来ているウィピル
黄色、赤のラインの黒地のものは、ここの伝統的な柄とのこと。

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そして、ウィピルなら 400回から300回
小さいものなら100回ほど、
今回の40cm×40cmのテーブルクロスなら
約290回巻きつけていきます。

で、その後、その糸が絡まったり、切れたりしないように
アトーレにつけます。

メキシコ人が朝飲んでいるアトーレ・ブランコですよ!!!

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アトーレにつけることで、乾かすと糸の絡みも防げ
棒に糊の代わりに貼り付けて、幅が変わらないようにするそうです。


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そして、縦糸を1本置きに棒に糸を引っ掛け
引き上げて織り込んでいきますが
本当にシステム的には超シンプルなやり方なんだとびっくりしました。

この糸の作業が重要でこれをきちんとしないとだめとのこと。

作業が進むうちに切れたり、絡まったりするとやり直しが
大変だからです。


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上の部分もきちんと整えていきます。

縦糸の幅は均等に40CMになるように綺麗に
整えられていました。

そして、アトーレを乾かすのに半日から1日
乾いたら織りの作業に入ります。


まず、アトーレの利用方法にびっくりした。


そして、縦糸がセッティングできたたら織りの作業です。

いま、彼女達が使っているのは、工業用の綿糸ですが、
昔の綿糸は汚れや、ゴミが多く洗って使っていたそうです、
今は、糸も綺麗になり、
その洗いの手間がなくなったので楽になったと言っていました。

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可愛い動物柄はこの地域に生息している動物がモチーフです。

織りの途中で隙間が出来たら、サボテンの木のとげを使って
整えるそうです。


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このように、棒に通した交互の糸を引っ張って、横糸を通していきます。
棒と糸だけ使って織っていることにまたもや、びっくり。


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お母さんが織っているのは、腰巻用の布。

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細かい織りの作業は、毎日少しづつ
1日 午前中に1時間、午後に1時間 くらいやるそうです、

もちろん、彼女達には家族の食事の用意とか
家のこととか、子供の面倒もありますからね。

訪問したお家でご馳走になった

海老の塩茹でとタマーレス

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敷物の織物がまた可愛い!!!

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海老 激うまでした。

その後、村を案内してもらいました。

近くの入り江はいまは乾期なので水がないということ。

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家畜が放牧されていてのどか。

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向こう側は海です。

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ここの女性のスカートの色が本当に鮮やか。

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村の学校に立ち寄った時に紹介された彼女の娘さん10歳

お母さんから、今日はYOKOがくるんだよって聞いていて
どうしても会いたいって思ってくれたそうです、でも学校があったので
会えないと思ったんですって。

はにかみながらも歓迎してくれました、ありがとう!

いまお母さんから織りを教えてもらっているそうです。
いつか彼女の作品が
日本で さる屋を通じて販売されるかもしれませんね。


オアハカもそうですが、ほんの30分も離れた村の生活と
すぐ近くの街の生活や様子や文化に違いがありすぎていつも
それにも驚かされます。

彼女達のお仕事が大変だったとしても、今後も是非
途絶えることなく、続いて行って欲しいという気持ちで
サンマテオを後にしました。

本当に訪問してよかった、と感動した1日でした。

オアハカからは、サリナ・クルースまで約7時間 
そこからさらに30分。

サン・マテオ・デル・マルでした。