今回、5月25日からスタートする
Baharさんで行われる

『オアハカの刺繍ブラウスとかわいい小物たち』

オアハカの展示即売会&
サンアントニーノ刺しゅうワークショップ。

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展示即売会詳細は こちら から。

サンアントニーノからの
手描き図案の刺繍布と刺繍糸を使うワークショップは
おかげ様で予約がすべて埋まったそうです。

ありがとうございました。


今回のワークショップの現地のやり取りで実は、
非常に考えさせられたことがありました!!!

暴言的なんで、言葉が汚いのはお許しください。

このワークショップは刺繍好きのメキシコ好きの
サンアントニーノの文化や手仕事をもっと良く知りたい
人の為に開催されています。

例えば、参加者も
サンアントニーノの刺繍図案を入手したからといって
それをコピーして、
販売して利益を得ようとか考えているひとなんて
いないと思います!!いや!!いないでしょう!(断言)

しかし、過去に、何も考えずにアイデアに煮詰まった世界中の
ダメなデザイナーが図案の盗作で商品を販売するということが
あまりにも、無法地帯的に行われた結果。

弊社が取引している職人さんが属する生産者グループより


今後、刺繍してある商品以外は販売しません。
図案の販売は盗作につながります!


と、いう理由から
このワークショップの素材制作まえにひと悶着あり。

一時は図案の販売ができないと言われました。

ワークショップの開催は決定しているのに!!!

しかし、このグループの規定は
図案の仕事がスタートしたあとに決まったので

今後は、図案の販売はできないの了承しました!
これが最後です。
元々その規定の前から動いている仕事です!!という
取り決めで、なんとか素材の確保ができました。

とはいえ、図案の細かい規制部分は
生産者の迷惑にならないように調整させていただきました。

図案を描いてくれる職人さんは、この図案が
どのような使われ方をするのか知っているし。

図案をワークショップ用に描くことにも、肯定的なのですが。

やはり、グループに加入している限り、
他の人との関係もあったりとかで・・・・複雑ですね。

その、他の職人さんとの兼ね合いは
複雑なので割愛します。

割愛したい部分が聞きたい方は、
日本のイベント会場でお声をかけてください。


しかし!!!

今の時代、インターネットでどんな情報でも拾えてしまう。

また、刺繍図案は仕上がりをみてもコピーできてしまう。

そして、盗作が嫌だからと、
ここにどんな商品があるのか情報を発信しないと、
販売には結びつかない!

彼女たちの商品を販売したくて、ネットで紹介したら
コピーされるとかあるわけですよ!!!


なに?それ???


そんなことで、図案販売は盗作につながるので販売しないと、
新たに規定を設けた生産者の苦しみもわからなくはないです。

そして、利益をもとめて、もともとの生産者になんの許可もなく
利益還元もなく、好き勝手やってきた、金の亡者たちによって。

生産者の心は傷付き+疑心暗鬼
思いもよらない方向へ話がきまったのです。

その、規定によって、

メキシコ文化に触れたいという
個人のなんの関係もない人々、
逆にサンアントニーノの刺繍が大好きで、
自分でもやってみたい!!という純粋な思いに

制約がつきました。


なんか、変ですよね?

変ですよね????


他に、対応策を思いつかない、導入できなかった村のお母さん。
本当に、普通のセニョーラたちです。
世界を股にかけて駆け引きができるような環境ではありません。

この規制もとりあえず、

自分たちにできるところから始めたという点で

今後は、弊社も彼女たちの意志を尊重し
買付商品は刺繍の完成品だけとなります。


本当に、残念な結果です。

いままで、盗作しなくても、やり方は色々あったと思うんですよ。

何度も行ってますが、オマージュとかリスペクトとか
そういう言葉、ここの生産者たちは使いませんから、
別世界のあたりまえ!とか押し付けないでくださいよ!!!


自分で考えてる図案アイデアじゃないんだから、
商品そのものを購入して、
販売に協力利益を還元できないのであれば

図案を使っている村の生産者へ
ちゃんと使用料を払うのは当たり前なのにね。

と、思います。

ちなみに、1着だけ買ったからその後は、
どんだけ好き勝手やっていいよね?みたなアホな
思考回路に走らないでくださいね。


当面は、手描き図案でのサンアントニーノの
刺繍ワークショップは開催予定がありませんが。


今回、参加されるみなさま!この貴重な機会。

是非、楽しい時間をお過ごしください。