さて、今回はここ数年の間にオアハカの
木彫りアレブリヘスのデザインに
大きな変化が生まれてきている!と
現地で感じたままを書かせてもらいます。
事務所にも常時色々なタイプのお気に入りデザインの作品を
販売しています(一部、非売品)
まず、アタシが初めて
ハコボ&マリア・アンへレスの工房を訪問したのは
約10年ちょっと前。
そのころはハコボさんの工房では
現在の彼らのスタイル
サポテコ柄をもちいた作品を工房だけで販売し、
ハコボさん独特のスタイルでした。
アタシは、ハコボさんのサポテコ柄の作品を
現在は勝手に、ハコボ・スタイルと呼んでいます。
estilo de Jacoboって感じ???
で、オアハカもアレブリヘスも
映画リメンバーミーが注目されるようになり
事前調査に協力したハコボさんの工房に注目があつまり。
その前からも、世界的に評価の高かったハコボ・スタイルは
ハコボさんの工房以外でも我も!我もと作られるようになり。
現在、オアハカの至るところで見かけるようになりました。
アタシ的には、
「あ、ハコボ・スタイルだ」と目にするたびに思うんですけどね。
みんなハコボ・スタイルを作るようになっている!とひしひし感じマス。
さらには、アレブリヘスの木彫りの生みの親と呼ばれていた
彼ら独自のステキな作品を作っていた工房にまでハコボ・スタイルが登場!
それ以外も、至ることろにハコボ・スタイルが…。
うっそ~!!!ちょっと待ってよ!!!
アタシは、ハコボ・スタイルも好きだけど。
その他にも好きなスタイルはたくさんあるよ!!!
アレブリヘス木彫りの良さって、
作家さんのスタイルが個々に違うという点なんじゃない?
それが、現在オアハカにハコボ・スタイルがあふれかえっている
このままで行ったら、オアハカのアレブリヘス作品の
作風のほとんどがハコボ・スタイルになるんじゃないか?と
ドキドキしている。(大袈裟w)
ちなみに、他の作家さんの作品を買付にいくと
工房で「こんなのあるよ」とハコボ・スタイルが出てくる。
もう、そうなると。
「ごめん、それもステキなんだけど、
アタシはあなたの工房特有のデザインの作品が欲しい」と
お伝えして、丁寧にお断りします。
ハコボさんの工房も、
自分達の仕事は、グループ作業だと言っていて。
日々多くの人が工房で働いているので
そこをやめて独立した人とか、
ハコボ・スタイルを作って売るとかあったんですけど。
いま、工房と関係ない人までみんな同じ感じwww
この先、サポテコ柄の作品は
サンマルティン村の代表デザインになっちゃうんじゃないか?と
思うほどの流れです。
いや、その前にも素敵な作品を作っている人は
たくさんいたんだし、
それはそれとして残ってくれないと本当につまらない。
もう、この先!サポテコ柄入っているやつは
誰が作っていても
ESTILO DE JACOBO & MARIAでいいじゃん!っていうか、
20年後くらいにはそうなっているような気がしなくもない。
自分の好きな作風が消えないように願うしかないですね。
いまは、ブームであり、そのうちに作家さん一人ひとりが
自分だけのスタイルの確立を目指してくれないかな?と
密かに願っているアタシであります。
うまく言えないけど、コピーしている!!!とか
それがいいとか悪いとかいうのではなく。
今まであった、作家さん独自の作品のデザインが
同じ方向を向気はじめている?!感を受けているんです。
本当に、売り上げや今のブーム・人気を考えると仕方のない事かな?と
思いますが。作家さんは自分の持ち味を失くさないでほしいと最近特に感じます。
そう、作り手としての独創性は大切!!!
お仕事などで良く質問され、一番返答に困るのは、
どの作家さんが一番素晴らしいですか?と聞かれること。
作品の味はすべて作っている人の持ち味だから
それを、アレは素晴らしい、
これはダメなんて事は言えないと思います。
どこのポイントに注目するかで、
みんな持っているストーリーも違うし。
好きなものを愛でればいいし、
これだと思った作品のストーリーを
追えば素敵な記事になると思ってます。
ちなみに余談ですが。
現在は、オアハカでもテキスタイルや民芸品がもてはやされてますが。
たぶん、オアハカ観光局ももっと民芸品に力を入れようと思ったきっかけは
日本の雑誌、フィガロの取材の時だと思う。
その時に、編集側から、フォークアートをメインにやりたいと依頼され
その内容を観光局に伝えたにもかかわらず。
観光局が提案してきた取材先スケジュールは
モンテアルバン、ミトラ、エル・トゥーレ、
イエルベ・エル・アグア、メスカル等
そういう観光地的なものがメインでした。
なので、知らない工房の職人さんを取材すると宣言?したときに
観光局の担当者は不安げに首をかしげてました。
え?誰それ?何しに行くの?的な??w
で、結果フォークアートをメインしたオアハカ記事は
観光局にも評判が良く、その後、オアハカの手工芸についても
力を入れてきた印象があります。(あくまでも、個人的意見ですけどね)
その後は、RUTA MAGICAと民芸品や
工房周辺の村には看板があるくらいですし。
長く住んでいると、ふとしたきっかけで
色々な、状況の変化に気づかされることも多いと感じます。
オアハカのアレブリヘス木彫りは
この先、どこへ流れていくんだろう?と、偉そうに心配しております。
あくまでも、最近自分が感じた現地の状況なので
いち、個人意見としてお受けとりください。m(__)m
木彫りアレブリヘスのデザインに
大きな変化が生まれてきている!と
現地で感じたままを書かせてもらいます。
事務所にも常時色々なタイプのお気に入りデザインの作品を
販売しています(一部、非売品)
まず、アタシが初めて
ハコボ&マリア・アンへレスの工房を訪問したのは
約10年ちょっと前。
そのころはハコボさんの工房では
現在の彼らのスタイル
サポテコ柄をもちいた作品を工房だけで販売し、
ハコボさん独特のスタイルでした。
アタシは、ハコボさんのサポテコ柄の作品を
現在は勝手に、ハコボ・スタイルと呼んでいます。
estilo de Jacoboって感じ???
で、オアハカもアレブリヘスも
映画リメンバーミーが注目されるようになり
事前調査に協力したハコボさんの工房に注目があつまり。
その前からも、世界的に評価の高かったハコボ・スタイルは
ハコボさんの工房以外でも我も!我もと作られるようになり。
現在、オアハカの至るところで見かけるようになりました。
アタシ的には、
「あ、ハコボ・スタイルだ」と目にするたびに思うんですけどね。
みんなハコボ・スタイルを作るようになっている!とひしひし感じマス。
さらには、アレブリヘスの木彫りの生みの親と呼ばれていた
彼ら独自のステキな作品を作っていた工房にまでハコボ・スタイルが登場!
それ以外も、至ることろにハコボ・スタイルが…。
うっそ~!!!ちょっと待ってよ!!!
アタシは、ハコボ・スタイルも好きだけど。
その他にも好きなスタイルはたくさんあるよ!!!
アレブリヘス木彫りの良さって、
作家さんのスタイルが個々に違うという点なんじゃない?
それが、現在オアハカにハコボ・スタイルがあふれかえっている
このままで行ったら、オアハカのアレブリヘス作品の
作風のほとんどがハコボ・スタイルになるんじゃないか?と
ドキドキしている。(大袈裟w)
ちなみに、他の作家さんの作品を買付にいくと
工房で「こんなのあるよ」とハコボ・スタイルが出てくる。
もう、そうなると。
「ごめん、それもステキなんだけど、
アタシはあなたの工房特有のデザインの作品が欲しい」と
お伝えして、丁寧にお断りします。
ハコボさんの工房も、
自分達の仕事は、グループ作業だと言っていて。
日々多くの人が工房で働いているので
そこをやめて独立した人とか、
ハコボ・スタイルを作って売るとかあったんですけど。
いま、工房と関係ない人までみんな同じ感じwww
この先、サポテコ柄の作品は
サンマルティン村の代表デザインになっちゃうんじゃないか?と
思うほどの流れです。
いや、その前にも素敵な作品を作っている人は
たくさんいたんだし、
それはそれとして残ってくれないと本当につまらない。
もう、この先!サポテコ柄入っているやつは
誰が作っていても
ESTILO DE JACOBO & MARIAでいいじゃん!っていうか、
20年後くらいにはそうなっているような気がしなくもない。
自分の好きな作風が消えないように願うしかないですね。
いまは、ブームであり、そのうちに作家さん一人ひとりが
自分だけのスタイルの確立を目指してくれないかな?と
密かに願っているアタシであります。
うまく言えないけど、コピーしている!!!とか
それがいいとか悪いとかいうのではなく。
今まであった、作家さん独自の作品のデザインが
同じ方向を向気はじめている?!感を受けているんです。
本当に、売り上げや今のブーム・人気を考えると仕方のない事かな?と
思いますが。作家さんは自分の持ち味を失くさないでほしいと最近特に感じます。
そう、作り手としての独創性は大切!!!
お仕事などで良く質問され、一番返答に困るのは、
どの作家さんが一番素晴らしいですか?と聞かれること。
作品の味はすべて作っている人の持ち味だから
それを、アレは素晴らしい、
これはダメなんて事は言えないと思います。
どこのポイントに注目するかで、
みんな持っているストーリーも違うし。
好きなものを愛でればいいし、
これだと思った作品のストーリーを
追えば素敵な記事になると思ってます。
ちなみに余談ですが。
現在は、オアハカでもテキスタイルや民芸品がもてはやされてますが。
たぶん、オアハカ観光局ももっと民芸品に力を入れようと思ったきっかけは
日本の雑誌、フィガロの取材の時だと思う。
その時に、編集側から、フォークアートをメインにやりたいと依頼され
その内容を観光局に伝えたにもかかわらず。
観光局が提案してきた取材先スケジュールは
モンテアルバン、ミトラ、エル・トゥーレ、
イエルベ・エル・アグア、メスカル等
そういう観光地的なものがメインでした。
なので、知らない工房の職人さんを取材すると宣言?したときに
観光局の担当者は不安げに首をかしげてました。
え?誰それ?何しに行くの?的な??w
で、結果フォークアートをメインしたオアハカ記事は
観光局にも評判が良く、その後、オアハカの手工芸についても
力を入れてきた印象があります。(あくまでも、個人的意見ですけどね)
その後は、RUTA MAGICAと民芸品や
工房周辺の村には看板があるくらいですし。
長く住んでいると、ふとしたきっかけで
色々な、状況の変化に気づかされることも多いと感じます。
オアハカのアレブリヘス木彫りは
この先、どこへ流れていくんだろう?と、偉そうに心配しております。
あくまでも、最近自分が感じた現地の状況なので
いち、個人意見としてお受けとりください。m(__)m