さる♪オアハカ日記

メキシコはオアハカで長年現地の職人さんとお仕事してます。SNSで掲載しきれない現地のお話とかお知らせを不定期で掲載しています。

メキシコ

木彫り注文品制作経過・Arrazola OAXACA

ご無沙汰です。どうしても近況の情報更新はXやFB(今更?というなかれ一度に80枚以上写真がアップできるのは素晴らしいです)やinstagramになりがちなのですが。

今日は、アラソラ村のミゲル氏に注文品を出しているのでその途中経過を見てきました。
ちなみにいつの間にか彫りの作業が終わっておりました。

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アレブリヘスと言った方が言葉自体は世間様に浸透しているかもしれませんが。

現在オアハカの民芸品界隈。
アレブリヘスはメキシコシティの作家さんの作った言葉だから俺らはもうそういう呼び方しないようにしようぜ!って事になっているのですが。なかなか浸透しないですね💦

訪問した時点で下塗りの作業中でした。

下塗り!とスルーされがちですが、
これ同じ色を同じ場所に3回重ねて塗っていくんですって!!

すでに、今日で二回目の下塗りに入ってました。
前回の下塗りが完璧に乾いてからまた同じ色を重ねていくという事で。
デザインの書き込み以外にも手間がかかっているのだな。と感心してしまいました。

さて、こちら11月前には完成予定です。
次回は柄の書き込み…私はとくにミゲル氏の独特な目を書き込む作業が観たいです。
ミゲル氏は全体を仕上げて、全体のバランスをみながら目の書き込みは最後にやっているそうです。

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このように何度も丁寧に下地の色を塗っていきます。

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注文しているキツネ。

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注文しているアライグマ

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注文しているわんこ。(虹の橋を渡った愛犬になんとなく似ている)

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そして、シマウマです。

作業の動画はYoutubeチャンネルへアップしました→こちら。

仕事はすっきりとしていますが。目を凝らすと魅力的な木彫りがたくさん。

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手仕事を極めている職人さんの仕事場。

さて、今回からブログでも訪問したオアハカの村々の写真もいっぱい掲載していきたいと思います。

オアハカの村々を訪問するとこんな写真が撮れるんだ!!
私もいつかオアハカ行きたい!って方がどうか増えますように。

ちなみに、現地案内したお客様から「こんな所個人じゃこれないです!」と喜んでいただけるような素敵なオアハカをご案内しますので、是非現地アテンダントのお仕事もお待ちしています。

アラソラ村はオアハカ市内から車で約25分くらい?
木彫りで有名で、坂道が多い場所です。
スマホの電波も入りにくい場所がまだたくさんあります。
最近は村の壁にたくさんの可愛いウォールアートが増えているのでメキシコ・オアハカらしい可愛い写真もたくさん撮れると思います。

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道の表示看板が可愛い。

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トウモロコシ

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わんこ

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バナナの木。

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まだ、独立記念日の雰囲気が残ってます。

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アガベの花キヨテが咲いてました(それも屋上で)

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これもキヨテ。アガベの種類が違うと花も違うようです。

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村の入り口。木彫りのお店が連なる坂道

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すでに、マリーゴールドも咲いてました。

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サボテンの花も咲いてました。

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村庁舎

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村の重要な足・モトタクシー

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おしゃれな窓枠。

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是非、訪問されてみてください。


バスコンセロス図書館内のカメラ撮影について。

超有名なおしゃれで近未来的なバスコンセロス図書館へ初めて行ってきました。
作られたのはなんと2006年なんですね!!私がメキシコに来た年だ!!

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私、出来たの最近かと思ってました←オアハカの事以外メキシコの事は知らない人。

とても素敵な図書館でした。

これだけのビジュアルだとスマホでなくてカメラでかっこよく撮影したいと思う人も多いと思います。
たぶん、スマホ撮影だけなら警備員さんには注意されませんが。

カメラで撮影していると「許可はとった?」って質問されます。

撮影許可と聞いて尻込みされるかもしれませんが。

じつは簡単な手続きで「無料」なのでちゃんと図書館内で許可を取り
のびのびとカメラで素敵なバスコンセロス図書館の撮影をしましょう!

必要なものは身分証明書(パスポートやビザなど)だけです。

まず、一番奥にあるDireccionまで行きます。

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そこで身分証明書を提示して、書類に記入します。
記載する内容は、氏名や住所、電話番号はメキシコ国外でも問題ないです。あとサイン。

記載したら、身分証明書を持参して撮影許可のパスを反対側にあるブースにもらいに行ってください。
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ここで身分証明書を預けて、パスを渡されます。
ちょっとプレスの人みたいでテンション上がると思います。
たった、これだけの手続きで無料で誰でも館内撮影出来る事に驚きました!良心的ですよね?

図書館から帰る前に忘れずにパスを返却して身分証明書を返してもらってください。


図書館内だけでなく奥にある庭園も撮影できます。

そして、二階以上へ上がる場合は、荷物預けブースがあるのでそこにリックや荷物を預けて登りましょう。
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二階に上がると言っても…二階の高さでも怖いw
足元すりガラス状で高所恐怖症の人には怖いと思います7階までありました。絶対無理w

※情報は2024年6月22日現在のものです。
※上記は個人でのカメラ撮影に関しての注意です。商業用の撮影の場合は現地コーディネータの会社へ確認するか、図書館へ確認をお願いします。



私は今回カメラを持参しませんでしたが、スマホカメラで撮影した写真でもこんなに素敵な場所です。
ちょっと撮影しただけで、爆熱でカメラさえ落ちなければ最高なXperia 1 IV の写真です。

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とにかく広い場所だし、見処もたくさんあるので!!訪問の際は是非、十分な時間を設けて行かれてみてください。1時間だけとか本当に勿体ないです(今回1時間しか時間を取らなかった人より)

2024年4分の1終了。イベント&村訪問の3か月間まとめ。

今日はメキシコの3月31日。2024年があっという間に4分の1終了しました。

去年、13年近く一緒にいた愛犬が虹の橋を渡り、犬がいなくなった事が一番の私の変化となりました。

今年は時間の制限がなくなったのでいままで行けなかった村やイベントに参加するという目標をメインに他にもいくつかの目標も設定したのですが。

この3か月間で一番進展があったのが「村訪問とイベント・お祭り参加」だと思いました。
ちなみに、これは今年だけでなくこの先も続けて行くと思います。

今回はそんなオアハカで開催されるイベントやお祭りのまとめ報告です。
とにかくオアハカは民芸品もさることながら、お祭りの数がすごいです。
それも地味系じゃないと感じます。

パンデミックが落ち着いてから感じるのはゲラゲッツアの村への分散化です。
メインのゲラゲッツアは7月15日以降の月曜に2週に渡り開催されますが。

7月終了後、8月、9月に村でゲラゲッツアを開催する事はたまに目にしたのですが。

現在は、カトリック系の祭りのイベントに併せて村でゲラゲッツアを開催しているという感じが強いです。なので、2024年に入ってから1月と3月にいくつかの村ゲラに訪問したんです。

この、村で開催されるゲラゲッツアの仕組みとしては。
オアハカの村の代表者チームや踊りのチームが他の村へと出向き踊るのですが。
彼らの踊りに報酬はでません。
その代わり、交通手段。食事。宿泊は開催側が準備します。

同じ条件で各村を行き来するダンスグループ。

友達の大学の先生が、報酬が発生しないのが上手くいくポイントなのかもしれないって言っていて、まさに相互援助や贈り物の意味がそこにもあるのかと感じます。

うちでやる時は同じ条件で踊りに来てね!
もちろん!!って感じだと思います。

3月17日は去年ポスター撮影を依頼してくれたウアフアパン・デ・レオンの主催者に招待され飲食を参加グループと共にしたり。

3月25日はサン・ファン・カカワテペックという海岸地方の村でオアハカからバスで8時間半のゲラゲッツア(代表グループが踊るのですが、名前はフィエスタ・コステーニャ2024)に主催者スタッフから招待されたのですが。オアハカから足がない!って事でオアハカ市内から参加する代表者グループに同行して移動・食事・飲食をともにしてきました。

オアハカのゲラゲッツアの開催システム・運営システムは知ればしるほどすごいなぁー!と思います。

さて、2024年年明け以下参加した祭りやイベントのまとめです。

1月6日 サチーラ村でカトリックの催事に開催されたゲラゲッツア。オアハカ市まで8時間かかる村のグループなども来ていてました。しょっぱなからイイ感じです。

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1月15日 サン・アグスティン・ラス・フンタスから伝統的パレードするから来てくださいと招待されて写真を撮りに行ってきました。オアハカから車で15分くらいの場所でしたが初めての訪問です。お祭り用のトルティージャ作りのお母さんたちが印象的でした。

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2月5日 可愛い教会のある事で有名なサンタ・アナ・セガッチェで初めての子供のダンサ・デ・ラ・プルマの集いが開催されるので行ってきました。綺麗な教会とダンサ・デ・ラ・プルマの羽飾りや衣装の組み合わせが素敵すぎです。

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2月にはいるとオアハカのカーニバルの時期です。数年まえからこちらのイベント開催にも力をいれているオアハカ市。オアハカの各村のカーニバルを集めての市内パレードや各むらでカーニバルが開催されまくってました。

2月9日 カルナバルの市内パレード
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2月10日 カルナバルの市内パレード
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2月11日 間にはさまれてオアハカの教育機関のお祝いパレードに招待されて写真を撮りに。
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2月13日 毎年参加のサン・マルティン・ティルカヘテのカーニバルを訪問。
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2月18日 サチーラのカーニバルを訪問。これは1月6日に写真を撮りに行っていたら18日のサチーラのカーニバルに是非来てくれと招待されて行ったのですが。招待してくれた人には会えなかったしw
子供が斜め掛けした袋から、ベビーパウダーと小麦粉を混ぜたものを女性(子供~大人まで)に豪快にかけてくるのである意味カメラ持っている人には恐怖しかない(でも楽しかったです)
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2月24日 サンタ・アナ・セガッチェのダンサ・デ・ラ・プルマの開催が好評だったせいか?(勝手な想像)ソカロでも集いが開催されました。

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3月3日 サン・ファン・デル・エスタード村はオアハカから車で30分くらいのエトラ地区の村。ここでメキシコの結婚式をダンスで紹介するイベントあるからと招待されたので初訪問してきました。
素敵な村でしたよ。村庁舎の壁画は見る価値あると思います。
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3月8日 メキシコでもオアハカだけの伝統的イベント「サマリターナ」
旅をするキリストが喉の渇きに困っていると乙女が井戸の水を施したという流れから毎年開催されているイベントでこの日はオアハカのいたるところで飲み物やアイスが無料で振舞われます。近年はmyコップ持参を推奨されています。
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3月17日 ウアフアパン・デ・レオンの初のゲラゲッツア(聖人サン・ホセの日のお祭りイベントのひとつとして開催)主催者が友達なので招待してもらい1泊2日で参加しました。聖人サン・ホセのお祝いは各地で開催されるので、サン・ホセ・テナンゴ村からも招待されたのですが先に約束したウアフアパンへ行きました。
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3月24日 フェリア・デル・テハテ。毎年開催されているサン・アンドレス・ウアヤパン村のオアハカの飲み物テハテのイベント。
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3月25日 初!サン・ファン・カカワテペック訪問!!久しぶりの夜行バス移動、到着後からの朝食・着替え・準備・パレード・ゲラゲッツア!それも海岸地方の蒸し暑いなか体力なくしては無理。さすがダンスグループのほとんどの人は学生さんや若い人メインなのも納得です(あと、仕事の関係とかもあり社会人になると移動や参加に制限かかるのが理由なようです)

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3月31日 毎年参加しているエフート・デ・クレスポのソーセージ祭り。私のオアハカグルメTop 3には入る大好物です。

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と、こんな感じでオアハカはイベントやお祭りが本当に多いのです。
そしてお祭り中はみんなの笑顔が溢れていて本当に素敵です。癒されます。楽しいです。

最近ブログの方は更新が滞りがちですが。
イベントの写真や情報はさる屋のFBさる屋Xにて紹介していますのでよろしければ是非そちらもフォローお願いいたします。
更新頻度は少ないですがインスタもあります。

この、オアハカをくまなく訪問してイベントとお祭りに特化できるようになったら…将来的にプライベート的なマニアックなレアなオアハカツアーを開催して、みなさんにオアハカの知られざる魅力を体験してもらいたいと思う今日この頃です。

お仕事やツアーのご相談も承っておりますので是非なにかあればご連絡くださいね。

長文最後まで読んでいただきありがとうございました。


オアハカの木彫りをアレブリヘスと呼べなくなる日が来る!

今日は、ざっくりと小学生でもわかる「メキシコシティのアレブリヘスがアレブリヘスでオアハカの木彫りはアレブリヘスって呼んじゃダメ」の流れを説明します。
※好きなYouTubeチャンネルに感化された人。
※注:事実をザックリ省略し事実と異ならない程度に脚色をしてなるべくわかりやすく説明しています。

今日はこれに行って来ました。
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この日はアレブリス作家ペドロ・リナレス氏のお孫さんがメキシコシティからオアハカへいらしてまして、普段聞けないお話をしてくださいました。オアハカからはマヌエル・ヒメネス氏の息子さんのアンへリコ氏とイサイヤ氏です。

今後はオアハカのカラフルな木彫りをアレブリヘスって呼んじゃダメってなります。

ダメっていうよりメキシコシティの各地域の文化を尊重してその呼び名は辞めようって流れを作っています。政府と民芸品や文化の担当部署も取り組んでいる流れです。

マジでごっちゃになりやすいメキシコの「アレブリヘス」二つの違いはこんなです。

ちなみにメキシコシティのアレブリヘスの方が認知された時期が先です。

メキシコシティのアレブリヘス。
もとはメキシコシティの張子職人のペドロ・リナレス氏が病気になってその時にみた悪夢の実在しない生き物たちを紙の張りぼてで再現したものを「アレブリヘス」と命名しました。
1947年彼の作った「アレブリヘス」と呼ばれる作品はメキシコの有名な画家ディエゴ・リベラによって3作品買われたそうです。その流れで彼のアーティストが注文されアレブリへスが有名になったと思われます。アレブリヘスというのは民芸品でなくペドロ氏がイメージし生み出したアート作品の総称だよ!って事です。

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※画像はネットからの拾い画像です。これ、紙とかダンボールで作ってます。

オアハカの木彫り。
こちはアラソラ村のマヌエル・ヒメネス氏が8歳の時から遊びで作った木彫りのおもちゃが元になり、その後オアハカへくる観光客へのお土産として木彫りを販売しフォークアートファンのお眼鏡にかかり有名になりました。このあたりだとまだこの彫り物はただの「木彫り」です。

ただの木彫りに色がついた時点で、マヌエル・ヒメネス氏は自分の作品を
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ファンタスティックな動物たちと呼びはじめました。

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※↑画像はネットからの拾い画像です。

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その後、メキシコ文化を取り入れナワルと呼ばれる精霊的で死後の世界を導く2つの動物や(ナワルは人間と動物を組みわせた姿をしているとも諸説あり)を取り込むようになったり。
カラフルだった木彫りの動物たちは多岐にわたり姿を変えていきます。木彫りの民芸品もその後アラソラ村からサンマルティン村など多岐にわたり各村に作り手が増えていきます。

1970年代後半からアメリカのドキュメンタリー動画や本などで紹介されメキシコを代表する才能ある二人が出会いました。その後二人が一緒に取材を受けたり、家族ぐるみで交流したりとかもあったそうで今日はそんな写真をたくさん見せてもらいました。

メキシコの民芸品やアートに注目が集まりはじめた時代に、いつの間にかオアハカの木彫りまで「アレブリヘス」と呼ばれるようになった…以下諸説ありますが。

初めてカラフルな木彫り動物を観た取材の人や観光客が「まるでアレブリヘスみたい」と紹介していたとか。

アメリカ人からの注文でシティのアレブリヘスみたいなカラフルなものを作ってくれと注文があり「オアハカのアレブリヘス」って紹介しちゃって広まったとか。

私的には、オアハカの木彫りを見た人がシティのアレブリヘスみたい!って感覚で世間に広く呼ばれちゃったのかな?って思います。

逆にメキシコだから、リナレス氏のアレブリヘスのドラゴンぽいのとか悪魔っぽいのとか作っちゃって「アレブリヘス」って売っていたかも。いまと時代が違うのでねー。

その後、リナレス一家より「アレブリヘス」はわしらの作品の名前でペドロが付けた名前だ!
オアハカの木彫りは「アレブリヘス」じゃねー!と「アレブリへス」という名前は正式にうちのもんだ!と登録しました。

これを受けオアハカでもいままで「世界的にアレブリヘスって呼ばれちゃっているからそれでよくね?」のゆるゆる体制が「やばい。民芸品やアートや作り手の権限を守る方向に併せて動かないとなぁ!
じゃ今から木彫りのカラフルなヤツは「TALLAS DE MAERA, TONAL Y NAHUALって呼ぼうぜ」」となりました。

でも、全然浸透してません。

なぜならまだそういう流れがスタートしたばかりです。

そして固有名詞でないのでわかりにくいです。

TALLAS DE MADERA(タ―ジャス・デ・マデラ)はスペイン語の「木彫り」だし。
TONAL Y NAHUAL(トーナ・イ・ナワル)なんかはもっと複雑に
サポテコカレンダーにいる20の動物から来ているもの。
生まれた年と月日で決定し、一人につき二つの動物がいます。
トーナ は現世をつかさどる守護動物。
ナワル は精神的な世界や死後の道案内をする動物(諸説あり)とかで名前聞いただけじゃ普通わかんないよね。と思います。

メキシコ文化から来ているのでメキシコを深く理解してないと聞いただけでは我々日本人やメキシコ人以外にもピンとこないと思います。

ANIMALES FANTASTICOS(アニマレス・ファンタスティコス)に至ってはアラソラ村の木彫りの生みの親マヌエル・ヒメネス氏の流れを受けた動物の木彫りをさすってことじゃない?って思ってしまう。

作品をみればそれがなんだかすぐわかるのに、固有名詞が確定しないとか呼び名に困りますし難し過ぎです。

それでも、オアハカ側は「アレブリヘス」という呼び名とアートを生み出したリナレス氏一家に敬意を払いお互いにいい関係を築くために現在別の呼び名を考えてこんなわけわかんない呼び名になったちゃった。または、原点にもどり昔そう呼んでたからそれでよくね?的に決めたのかもしれません。

うちも近々「木彫りアレブリヘス」という呼び名を辞めていく方向です。

日本人の一人でも多くの方にこの「アレブリヘス」という名称がオアハカで変わる将来を受け入れてもらえますように。この記事をシェアしてもらえるとありがたいです。

【余談】
リナレス氏のお孫さんが貴重な昔のドキュメンタリー動画を説明してくれました。
一番印象に残ったのは。

飼い猫の毛をハサミでカットして、筆にして使っていた事!!!
猫の毛は細いので筆に向いているし、ニワトリの胸の羽も抜いて筆にしていた!という面白エピソードが一番印象にのこりました(そこかよ!!って感じですいません)

年明け早々に良いお話をたくさん聞けて良かったです!!

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2023年振り返り。

今年もあと少しですね。みなさんにとってどんな1年だったでしょうか?
1年を振り返り私にとっては嬉しい事と悲しい事が同時に起こった年でした。
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上半期はさほど動きはなく、穏やかな上半期だった感じです。
メキシコならでは?の面倒臭かった事は3月に中国のネットサイトで購入したスマホの返金がメキシコのSantanderの不手際でなかなか戻ってこなく約2か月にわたり両者と戦った事もありましね(すっかり忘れてましたが)

嬉しかった事は。
今年の7月はいままで以上にゲラゲッツアの写真がたくさん撮れた事。ゲラゲッツアに参加している人達と繋がれて村のゲラゲッツアにご招待いただいた事。
各方面にてカメラマンとして認識された事。写真が評価されてFB登録者が7千人超えた事。

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ちょっとあれ?って感じたのは12月に民芸品即売会の開会式に招待されたのですが。それが民芸品の買い付けではなくカメラマンとして撮影要員でお声がかかった事です…w
嬉しい反面ヤバいですね!パンデミック後に物価の高騰などで販売関係の実績も落ちた気がしますので来年はもっと本業も頑張ります!

8月に大好きなプロレス選手がメキシコで試合の為に来墨。
メキシコで数年ぶりに試合を観たりファンミーティーングに参加出来たりした事。

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9月に4年ぶりの一時日本帰国。たくさんの友達や家族に会い。これでもか!と豪遊した事。
VIVA OAXACAのイベントが開催出来た事。たくさんありました。

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逆に、悲しかった事は11月に13年近く一緒に暮らしてきた愛犬チキティーナが肝臓を患いあっと言う間に虹の橋を渡ってしまった事。
愛犬の死は今もまだ引きづっていて心の整理は出来たと思っていても、ふとしたきっかけで悲しくなり涙が出てきます。日々の生活の中で泣いたり笑ったりを繰り返しながら楽しかった思い出だけ思い出せる日が来るといいなぁと思います。

オアハカで13年間一番長く一緒にいた大切な家族です。
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来年の死者の日は愛犬のために素敵な祭壇をつくりたいです。
そして、いままでペットがいて長い時間家を留守に出来ない、急に遠出ができない、という状況から解放されたのでオアハカのまだ行ったことない村への訪問や日本への一時帰国も少し長く取れると思います。生活スタイルが変わると思うので、いままでできなかった事にチャレンジしていきたいと思います。

また2024年もどうぞさる屋をよろしくお願いいたします。
皆様良いお年をお迎えください。

さる屋事務所訪問について
オアハカ現地のさる屋の事務所でお買い物はいかがでしょうか?訪問の際には事前にご予約が必要となります。また、現地状況・観光案内の情報提供のみのサービスは承っておりません。ご理解いただけますよう何卒よろしくお願いいたします。事務所訪問のご予約はメールにて
コレ1冊でオアハカが楽しくなる!


1年かけて撮影・執筆をいたしました、イカロス出版「アルテサニアがかわいいメキシコ・オアハカへ」オアハカの手仕事がわかりやすく説明されています。
イカロス出版オンラインアマゾンでも購入できます。
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