さる♪オアハカ日記

メキシコはオアハカで長年現地の職人さんとお仕事してます。SNSで掲載しきれない現地のお話とかお知らせを不定期で掲載しています。

現地レポート

2025年のカーニバル。Cascaronesって知っている?

さて、昨日2月22日は毎年恒例のオアハカ州の村々のカーニバルを紹介するパレードが開催されて私も行ってきました。何組もの異なる村のグループが現地のカーニバルの様子を披露します。

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そして、毎年恒例のカーニバルのパレードを観に行くときは基本汚れても良い恰好をお勧めします。

まず、顔に黒いペンキみたいなの塗られますW
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そして、特にカメラを持っている女性の人は要注意!!!

オアハカから約20分ちょっとの村のサチーラ。
ここの悪魔は、女性メインに白い粉をぶっかけてきますwww

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このサチーラの悪魔の白い粉の洗礼について説明しますね。

元々は好きな女性にこの卵の殻を綺麗にデコレーションしたCascarones(カスカロネス)を渡す事で求婚や告白の意味もあったそうです。

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現在、サチーラのカーニバルではこのカスカロネスを悪魔たちが持ち踊ったり歌ったりしながら陽気にいたずらをしつつ。気に入った女性に布の袋にベビーパウダーと小麦粉を混ぜた白い粉をぶっかけてきますwそして、そのいたずらのお詫びに可愛いカラフルなカスカロネスをプレゼントするのです。

逆もしかり、うっかり差し出されたカスカロネスを可愛い!とご機嫌でを受け取ると、白い粉を頭からぶっかけられます。泣かないように…。

この、奇祭?心から楽しむためにも、服装は汚れても気にならない恰好で参加しましょう!
3月5日は17時からサチーラでパレードかカーニバルのイベントあったと思うのでチェックしてみてください。

私も気づけば、頭は真っ白。顔は真っ黒。右腕は赤い悪魔にうっかりぶつかり真っ赤かといういで立ちになってましたw
カスカロネスの写真、2本あったでしょ?白粉二回もかぶりましたw

カメラのレンズに粉入ってないか心配です(多分、防塵防滴だから大丈夫だと思いますが)

昨日のCarnavalの写真はさる屋のFBに400枚近くアップしています。
是非、現地の雰囲気を感じてください。

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オアハカ国際空港の預け荷物の件。

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先日、オアハカ在住の友達と日本からオアハカへの飛行機について話をしました。

私は大抵オアハカ⇔日本をアエロメヒコを使っているんです。
理由は、メキシコ空港に着いたときに、預け荷物をチェックされずにそのままオアハカまで行ける。
※ちなみに、手荷物は検査されます。

メキシコ国内に入ってしまったら、メキシコシティからオアハカは国内線扱いなのでオアハカに到着した時もそのまま空港から預け荷物をターンテーブルから受取りサッサと出れる。

でね。いままで全部の便がそうだと思っていたんですけど。

アメリカ経由でオアハカにいはいると国際線扱いになり
オアハカの空港でも厳しい預け荷物検査があるらしい。

友達が綺麗にパッキングした荷物をオアハカ空港で全部ひっくり返されて地獄だったとか。

そういえば、最近到着口の出口が二つあったなぁーと。

そういうわけで、空港で手荷物を開けられてひっかきまわされたくない人は日本からオアハカまでアエロメヒコ利用だと楽ですよ。

本当はメキシコシティからANA とか乗りたいけど。

シティの空港乗り換えとシティで預け荷物を開けられるのが嫌だったりもします。

オアハカ旅行の豆知識でした。


オアハカの木彫りをアレブリヘスと呼べなくなる日が来る!

今日は、ざっくりと小学生でもわかる「メキシコシティのアレブリヘスがアレブリヘスでオアハカの木彫りはアレブリヘスって呼んじゃダメ」の流れを説明します。
※好きなYouTubeチャンネルに感化された人。
※注:事実をザックリ省略し事実と異ならない程度に脚色をしてなるべくわかりやすく説明しています。

今日はこれに行って来ました。
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この日はアレブリス作家ペドロ・リナレス氏のお孫さんがメキシコシティからオアハカへいらしてまして、普段聞けないお話をしてくださいました。オアハカからはマヌエル・ヒメネス氏の息子さんのアンへリコ氏とイサイヤ氏です。

今後はオアハカのカラフルな木彫りをアレブリヘスって呼んじゃダメってなります。

ダメっていうよりメキシコシティの各地域の文化を尊重してその呼び名は辞めようって流れを作っています。政府と民芸品や文化の担当部署も取り組んでいる流れです。

マジでごっちゃになりやすいメキシコの「アレブリヘス」二つの違いはこんなです。

ちなみにメキシコシティのアレブリヘスの方が認知された時期が先です。

メキシコシティのアレブリヘス。
もとはメキシコシティの張子職人のペドロ・リナレス氏が病気になってその時にみた悪夢の実在しない生き物たちを紙の張りぼてで再現したものを「アレブリヘス」と命名しました。
1947年彼の作った「アレブリヘス」と呼ばれる作品はメキシコの有名な画家ディエゴ・リベラによって3作品買われたそうです。その流れで彼のアーティストが注文されアレブリへスが有名になったと思われます。アレブリヘスというのは民芸品でなくペドロ氏がイメージし生み出したアート作品の総称だよ!って事です。

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※画像はネットからの拾い画像です。これ、紙とかダンボールで作ってます。

オアハカの木彫り。
こちはアラソラ村のマヌエル・ヒメネス氏が8歳の時から遊びで作った木彫りのおもちゃが元になり、その後オアハカへくる観光客へのお土産として木彫りを販売しフォークアートファンのお眼鏡にかかり有名になりました。このあたりだとまだこの彫り物はただの「木彫り」です。

ただの木彫りに色がついた時点で、マヌエル・ヒメネス氏は自分の作品を
ANIMALES FANTASTICOS(アニマレス・ファンタスティコス)
ファンタスティックな動物たちと呼びはじめました。

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※↑画像はネットからの拾い画像です。

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その後、メキシコ文化を取り入れナワルと呼ばれる精霊的で死後の世界を導く2つの動物や(ナワルは人間と動物を組みわせた姿をしているとも諸説あり)を取り込むようになったり。
カラフルだった木彫りの動物たちは多岐にわたり姿を変えていきます。木彫りの民芸品もその後アラソラ村からサンマルティン村など多岐にわたり各村に作り手が増えていきます。

1970年代後半からアメリカのドキュメンタリー動画や本などで紹介されメキシコを代表する才能ある二人が出会いました。その後二人が一緒に取材を受けたり、家族ぐるみで交流したりとかもあったそうで今日はそんな写真をたくさん見せてもらいました。

メキシコの民芸品やアートに注目が集まりはじめた時代に、いつの間にかオアハカの木彫りまで「アレブリヘス」と呼ばれるようになった…以下諸説ありますが。

初めてカラフルな木彫り動物を観た取材の人や観光客が「まるでアレブリヘスみたい」と紹介していたとか。

アメリカ人からの注文でシティのアレブリヘスみたいなカラフルなものを作ってくれと注文があり「オアハカのアレブリヘス」って紹介しちゃって広まったとか。

私的には、オアハカの木彫りを見た人がシティのアレブリヘスみたい!って感覚で世間に広く呼ばれちゃったのかな?って思います。

逆にメキシコだから、リナレス氏のアレブリヘスのドラゴンぽいのとか悪魔っぽいのとか作っちゃって「アレブリヘス」って売っていたかも。いまと時代が違うのでねー。

その後、リナレス一家より「アレブリヘス」はわしらの作品の名前でペドロが付けた名前だ!
オアハカの木彫りは「アレブリヘス」じゃねー!と「アレブリへス」という名前は正式にうちのもんだ!と登録しました。

これを受けオアハカでもいままで「世界的にアレブリヘスって呼ばれちゃっているからそれでよくね?」のゆるゆる体制が「やばい。民芸品やアートや作り手の権限を守る方向に併せて動かないとなぁ!
じゃ今から木彫りのカラフルなヤツは「TALLAS DE MAERA, TONAL Y NAHUALって呼ぼうぜ」」となりました。

でも、全然浸透してません。

なぜならまだそういう流れがスタートしたばかりです。

そして固有名詞でないのでわかりにくいです。

TALLAS DE MADERA(タ―ジャス・デ・マデラ)はスペイン語の「木彫り」だし。
TONAL Y NAHUAL(トーナ・イ・ナワル)なんかはもっと複雑に
サポテコカレンダーにいる20の動物から来ているもの。
生まれた年と月日で決定し、一人につき二つの動物がいます。
トーナ は現世をつかさどる守護動物。
ナワル は精神的な世界や死後の道案内をする動物(諸説あり)とかで名前聞いただけじゃ普通わかんないよね。と思います。

メキシコ文化から来ているのでメキシコを深く理解してないと聞いただけでは我々日本人やメキシコ人以外にもピンとこないと思います。

ANIMALES FANTASTICOS(アニマレス・ファンタスティコス)に至ってはアラソラ村の木彫りの生みの親マヌエル・ヒメネス氏の流れを受けた動物の木彫りをさすってことじゃない?って思ってしまう。

作品をみればそれがなんだかすぐわかるのに、固有名詞が確定しないとか呼び名に困りますし難し過ぎです。

それでも、オアハカ側は「アレブリヘス」という呼び名とアートを生み出したリナレス氏一家に敬意を払いお互いにいい関係を築くために現在別の呼び名を考えてこんなわけわかんない呼び名になったちゃった。または、原点にもどり昔そう呼んでたからそれでよくね?的に決めたのかもしれません。

うちも近々「木彫りアレブリヘス」という呼び名を辞めていく方向です。

日本人の一人でも多くの方にこの「アレブリヘス」という名称がオアハカで変わる将来を受け入れてもらえますように。この記事をシェアしてもらえるとありがたいです。

【余談】
リナレス氏のお孫さんが貴重な昔のドキュメンタリー動画を説明してくれました。
一番印象に残ったのは。

飼い猫の毛をハサミでカットして、筆にして使っていた事!!!
猫の毛は細いので筆に向いているし、ニワトリの胸の羽も抜いて筆にしていた!という面白エピソードが一番印象にのこりました(そこかよ!!って感じですいません)

年明け早々に良いお話をたくさん聞けて良かったです!!

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2023年ミトラのイルミネーションを見に行こう!訪問の手引き。

オアハカの観光地としても有名なミトラ。ミトラ遺跡を訪問される方も多いと思います。
毎年、夜のイルミネーションに力を入れているのです、今年で7年目。

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昨日12月9日の初日にみんなで遊びに行ってきました。
まず!入場料がかかります今年は大人1名40ペソです。

さて、年末年始にオアハカにいらっしゃる方には是非行って欲しいです。
毎日お祭り騒ぎ!綺麗なイルミネーションの他。屋台や露店もたくさんでていて楽しいです。

オアハカ市内からミトラまで乗り合いタクシーやバスで行けるけど帰りの時間が心配って方もご安心ください!

ミトラからオアハカまで通常の乗り合いタクシーがスペシャルタクシーになり夜11時過ぎ(今回乗ったおじさんは夜中1時まで運行しているとか言っていたけど)以降でもオアハカに戻れる脚はあります。

これは、タクシー1台5人のりで500ペソ。利用者が5人以下はタクシー1台計算で500ペソ固定。
私達は6人だったんですが、後ろに4人(ギッチギッチ)前に2人(これは通常)で利用しました。
5人以上だと一人100ペソです(なんか腑に落ちないけど)
とは言え、車のない人にとっては朗報です。

ちなみに現在通常の乗り合いタクシー利用価格は50ペソです。
100ペソっていうのはオアハカからミトラに戻る分も含めて計算しているんだなぁと感じました。
と、言う事で年末年始にオアハカに居る人は是非夜のイルミネーションが綺麗なミトラに行ってみてください。1月6日まで開催。あと結構寒いので防寒着は忘れずに。

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Guelaguetza月間も前半終了!

さて7月1日からスタートした
Diosa Centeotl の女神コンテスト。

7月8日、9日、15日、16日の4回にわたり開催された
Conviteのパレードも終了し。

各イベントの画像は大量にさる屋のFBページに掲載しています。
よろしければご覧ください。

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俯瞰からの奇跡の一枚?

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また、同じく現在さる屋が動画制作・運営をしているYouTubeチャンネル
むぅ。Mexicoの日常ch でも、各イベントの動画やゲラゲッツアの時期にオアハカに来る方にむけ現地のレストランやカフェ情報なども掲載しています。

投稿動画 166本です。
オアハカの魅力いっぱいの動画に仕上げたい気持ちで頑張ってます!



よろしければ、ご視聴、いいね、チャンネル登録よろしくお願いいたします。

さて!2009年からゲラゲッツアの写真をとってもう13年目!

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それから毎年、ゲラゲッツアに親しんできました。
パンデミックになる前の2019年はオアハカの観光局も観光客確保に向けて大々的なキャンペーンやこちをしててすごい盛り上がっていて…。
その時に、作ったゲラゲッツアの参加者さんたちとの繋がり。

しかし、約2年間活動もなく。

この7月に入り活動再開しました。
そして、パレード撮影の悩みは、私は撮影スタッフの扱いでもないし。
パレードあっても前にいけないと色々あり。

先日ね、FBにてみんなにパレードやゲラゲッツアでみんなの写真を撮らせてね!
ずっと日本にオアハカを紹介してきているの!って告知。
このお願いがしたくて、カメラ構えて写真も撮ってきたwww

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気合が通じたのか?
アッというまに、沢山の方から賛同いただき。

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見た事もない数字をたたき出しています。過去と比較してリーチした人の数と
いいねとフォロワーさんが爆上がりで驚いています。

あと、さる屋に掲載している写真はご本人さんにも喜んでいただけ皆さんのプロフィール写真に使ってもらったり、これ私なんだけど、他にも写真があったら送ってくださいとDMいただいたりと、現地のみんなのお役に立てて嬉しい限りです。


これぞ、私スタイルのゲラゲッツア。
ゲラゲッツアで楽しませてもらい、写真を撮らせてもらい。
その写真を本人へ届け喜んでもらうことができる。そんな感じ?
ギブ&テイクでみんなwinwinこれぞゲラゲッツアの本質!と勝手に盛り上がってます。

7月23日のパレードの撮影が楽しみです。

天気が良くなりますように!お天気に恵まれますように!
いまから、ゲラゲッツア本番に向けて準備を進めています。


さる屋事務所訪問について
オアハカ現地のさる屋の事務所でお買い物はいかがでしょうか?訪問の際には事前にご予約が必要となります。また、現地状況・観光案内の情報提供のみのサービスは承っておりません。ご理解いただけますよう何卒よろしくお願いいたします。事務所訪問のご予約はメールにて
コレ1冊でオアハカが楽しくなる!


1年かけて撮影・執筆をいたしました、イカロス出版「アルテサニアがかわいいメキシコ・オアハカへ」オアハカの手仕事がわかりやすく説明されています。
イカロス出版オンラインアマゾンでも購入できます。
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